石田衣良 光文社
それはこちらの無慈悲な世界とは違う、作者の心によってとらえられた世界である。
そこでは、涙は無駄に流されることはなく、悲しみにも深い味わいがある。ぼくたちはいつも、もっと速くもっと賢くと生き急がされているけれど、そんなときこそ心のおもてをうるおす涙の力を思いだしてほしい。
生きることの重み、どうしようもない切なさを描く名作9編。
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