石田衣良 角川書店
美丘、きみは覚えているだろうか。
ぼくときみがいっしょに暮らしはじめた八月。あの夏の光と夜のやさしさを―。
残された命を見つめ、限りある生を全力が走り抜けた美丘。彼女が生きたことの証として最期を見届ける太一。
奇跡のラストシーンに向かって魂を燃焼しつくした恋人たちを描く、号泣の物語。
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